会社に有給休暇の制度はあるけれど、実際にはなかなか取得できていないという人も多いのではないでしょうか。
要領よく休暇を取っている人がいる中で自分がなかなか休暇を言いだせない場合に、休暇を取りやすくするための方法について紹介していきましょう。
かなり前に申告しておく
有給の申請をしづらいような上司でも、かなり前からきちんと筋を通して話して置けば断れないものではないでしょうか。
有給を取りたい日の1カ月から2週間前に申請をしておけばそれまでの仕事の調整もしやすいですし、周りの反感も買わなくて済みますね。
有給を取る際の理由が必要な場合は周りも納得できるような理由があると尚よいですね。
例えば以下のような理由はいかがでしょうか。
- 田舎から両親が来ている
- 病院に薬をもらいに行く
- 免許の更新や親戚の法事
- 役所や銀行等の手続き
- 子供の行事関連
嘘は重ねると必ずまわりにもばれてしまいますので、できるだけ嘘は使わないようにして取得理由を告げるようにしましょう。
普段から仕事をきちんとしておく
職場での休暇の取りやすさは普段の信頼度も関係しているのではないでしょうか。
普段の仕事の仕方がいい加減で遅刻や早退、急な欠勤も多ければ休暇を申請するのもあまり良い反応は得られないはず。
普段から自分の仕事をきっちりしておき、あなたが休むことによっても周りも影響がないのであれば有給の申請もしやすくなるのではないでしょうか。
あなたが普段から誠実な態度で勤務に臨んでいれば、あなたが有給を取るのも快く承諾してくれるはずです。
普段から周りから信頼されるような仕事の仕方を心がけましょう。
時には自分の仕事以外も手伝う
あなたが普段から仕事に対して積極的であり、周りに貢献していればたまに有給を取るのも周りは心よく受け入れてくれます。
みんなが嫌がるような仕事を引き受けたり、ごみの処理やコピー用紙の補充など気が付いた人がやるようなことを積極的に進んでやったりするとまわりのあなたを見る目も変わります。
有給を申請しても「ぜひ休んで下さい」ということにもなるのではないでしょうか。
普段からの勤務態度がまじめで周りに対しても協力的であれば、あなたに何かあって休まなければならないことが起きてもまわりは快く協力してくれるものです。
有給制度がない場合には行政機関に相談を
そもそも会社に有給の制度がない、有給を与えない代わりに日当を支払われたということもあるかもしれませんね。
あなたが有給休暇を得る資格を持っているのに正当に与えられない場合には会社が違法行為をしていることになります。
最寄りの労働基準監督署などの行政機関に相談をすることをお勧め致します。
有給休暇は雇い入れの日から起算して6カ月継続勤務し、全労働日の8割以上出勤していれば会社側に与える義務が発生します。
週4日以下の勤務などの場合も労働日数に応じて比例付与される場合があります。
せっかくの労働者の権利であり、条件を満たしていれば「有給がない」ことは許されないはずなのでぜひ必要な専門機関に相談してみましょう。
有給休暇がとれない会社はブラック企業?
有給休暇がとれないからと言って、一概にブラック企業とは言えませんが、健全な企業とは言い難いでしょう。
もし有給休暇がとれない以外でも気になることがあれば、転職することも視野に入れたほうがいいかもしれませんね。
いきなり転職となると大変ですし、その会社がいいかどうか他社と比較する必要はありますので、まずは知人や転職コンサルタントに話を聞いてみるのがいいです。
初めての転職相談であれば、どんな質問にもしっかり答えてくれることで定評がある「ハタラクティブ」で相談してみるのがおすすめです。
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