2015/05/19

転職

失業給付と失業保険について知ってる?意外と知られていない「手当をもらう条件」

皆さんは、失業給付(失業手当)と失業保険(雇用保険)の違いが分かりますか?
また、給付を受ける条件や期間、受け取ることができる金額など知っていますか?

退職するときに、1番心配になるのがお金のことですよね。
しっかり失業給付について、知っておかないと大きく損をしてしまうことがあります。

今回は失業給付と失業保険について、また、どのような条件が必要なのかをご紹介します。





失業給付・失業保険とは

失業給付と失業保険についてですが、実際は、失業保険の中に失業給付が含まれています。

失業保険とは、
「これまで働いていた方たちが自分の都合などで離職したり、解雇や倒産、定年などで新たな職を求めるまでの間に支払われる給付金」
のことです。

退職後に転職活動をする場合、条件を満たせば雇用保険の失業給付金を受けることができます。
会社を退職した際にとても気になる点だと思います。
給付を受けるための条件や期間、手続きの流れなどについて、しっかりおさえておきましょう。




失業給付をもらうための条件

失業給付を受けるためには、以下の3つの要件をすべて満たしていることが条件です。
・一定以上の被保険者期間及び勤務実績があること
・失業状態であること
・ハローワークに離職票の提出と、求職の申込みをすること


一定以上の被保険者期間、及び勤務実績があること

一定以上の被保険者期間は、「賃金支払いの基礎となった日数が11日以上ある月を1カ月として数え、12か月以上あるか」。
また、勤務実績は「離職の日以前1年間に、賃金支払基礎日数11日以上の月が6カ月以上あるか」。
それぞれの条件に当てはまるかで、受給の可否が判断されます。


失業状態であること

「失業状態」とは、

・労働しようという意思と能力がある
・仕事に就くための活動をしている
・仕事に就くことができない状態にある

ことを言います。

次のようなケースは失業状態とは認められませんので注意が必要です。

・家業に専念することになった/学業に専念することになった
・次の就職先が決まっており、就職活動をする予定がない
・自営業を始めた
・会社や団体などの役員に就任した


しかし、以下の場合は働ける環境が整ったあとで、失業給付を受けることができます。

・病気、ケガ、妊娠、出産、育児などのためすぐに働けない
・病人介護などのためにすぐに働けない


ハローワークに離職票の提出と、求職の申込みをする

ハローワークに離職票を提出し、渡される求職票に、
・自分の個人情報
・職務経歴
・就職の希望条件
などを記入し提出することで、求職の申し込みをします。




実際に失業給付はいくらもらえるの?

nissu(出典元:http://japaneseclass.jp/

上記の図は、雇用保険の失業給付(基本手当)の給付日数表となります。

一般離職者の支給日数は、年齢に関わらず、
被保険者期間が1年以上10年未満で90日、10年以上20年未満で120日、20年以上で150日です。

また、失業保険の給付額は、勤めていた会社から受け取った「退職前6カ月間の給料」の約50~80%に相当します。

つまり例えば、25歳の男性で勤務年数が3年目、月給が20万円だった場合、

・日額手当:約4,700円
・月額手当:約133,000円
・給付日数:90日間
・手当総額:約420,000円


となります。
簡単な失業保険の計算方法として、まず、給付額は「賃金日額」が基準となります。
つまり、賃金日額=退職前の6カ月間の給与÷180日でおおよその計算ができるので、覚えておきましょう。




失業中でも資産管理はしっかりと

会社を辞めようと決意し、実際に退職し、転職活動を終えるまでは時間がかかります。
退職金や失業給付など受け取ることがあれば、ますます資産管理がややこしくなりがちです。

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銀行口座やクレジットカードとの連携だけではなく、お財布の中身まで管理してくれます。
お金の流れを正確かつ簡単に管理したいのであれば、1番おすすめです。

会社を退職した際は特に、次の会社に就職するまで金銭面の不安もあるでしょう。
多くの方ができるだけ生活費は節約したいと考えるのではないでしょうか。
そんな時は、自分がその日にいくら使ったのか、口座やクレジットカードの残高がどれくらいなのか、常に把握しておきたいですよね。

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(Photo by:Money Money Money by Images Money, on Flickr)



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