Java言語というプログラミング言語を聞いたことない人はいないのではないでしょうか。
それくらい広く知れ渡っている言語です。
なのでプログラマーとして転職したい人は、Java言語のことを知ろうとすることが多いです。
その感覚は結構当たっていて、プログラマーとして長く稼いでいきたいなら、Java言語を習得することをおすすめします。
その一番の理由は、Javaが長期的に需要の高い言語だからです。
この記事では、Java言語の特徴や将来性、習得する数多くのメリット、未経験から転職するためのコツを解説していきます。
Javaとは何か?
Java言語は、「Google3大言語」とも呼ばれ、もっとも人気なプログラミング言語のひとつです。
その特徴としては、オブジェクト指向の言語であり、特定のOSに依存しないため汎用性が高い点です。
オブジェクト指向とは、プログラミングによってモノ(オブジェクト)を組み立てていくという考え方です。
ソースコードを内容ごとに分割して管理するので、やや複雑ですが、管理がしやすく、バグが発生しづらくなります。
Javaでできること
Java言語で具体的にできることは、大きく分けて以下の3種類です。
■Webサービス開発
■業務アプリケーション開発
■Android用スマホアプリ開発
Webサービスは、あなたが普段から使っている情報サイトや、Amazon・楽天のようなECサイトのことを指します。
業務アプリケーションは、日常的には見えないですが、企業の内側で顧客管理・商品管理などのデータ処理に利用されるシステムです。
Androidのスマホアプリに関しては、そのままなので説明はいらないでしょう。
ですが、特に今スマホの爆発的な普及によって、スマホアプリのプログラマーの需要が高まっています。
Androidのスマホアプリ開発の多くは、Java言語によって行われているので、それだけでも人気の言語と言えるでしょう。
このように非常に可能な開発の種類が多いのが、Java言語の魅力です。
Java言語の需要と将来性
Java言語の需要は近年も増加しています。
IT企業でなくても、多くの会社はITなしでは回りません。
どの企業も業務アプリケーションなどが必要なのです。

(引用:The 7 Most In-Demand Programming Languages of 2018)
上の画像はCoding Dojoというエンジニア向けのWebメディアがまとめた、2018年の需要の高いプログラミング言語ランキングです。
PhythonやJava Scriptも需要が高まっていますが、安定して1位のJavaにはまだ及びません。
特にスマホアプリの普及のため、Javaプログラマーの需要は急速に高まっています。
総じて見れば、将来性はかなり高く、一生食べていけるプログラミングスキルと言えるでしょう。
Javaプログラマーの年収は?
Javaプログラマーの平均年収は、450万円〜600万円ほどです。
経験を積んでいてスキルのある場合、年収2000万円などの高収入な人もいます。
エンジニアの年収はスキルと実績次第なので、若くても勉強してより多くのことができるようになれば、それに伴って年収は上がっていくでしょう。
Javaプログラマーになるメリットは?
ここで一度、Javaプログラマーになるメリットをまとめておきます。
可能な業務が広い
先述したように、Javaというプログラミング言語は、可能な業務の幅が広いです。
1つの言語でありならが、あらゆる開発環境に適応できるのは大きなメリットでしょう。
他の言語習得に応用が効く
また、Javaは良くも悪くもオブジェクト志向の基本的な言語です。
基本的というのは、簡単ということではなくて、基本的な要素をキチンと学べるということです。
なので、Javaを習得してしまうと次に他の言語を学ぶ際にかなり理解しやすくなります。
PHP、Rubyなど他の人気なオブジェクト指向言語を学ぶことも比較的容易になるでしょう。
プログラマーとしてその後の転職に強い
他の言語習得に強くなるということは、それだけプログラマーとしての成長を見込めます。
転職する際にも有利になるのです。
実際、転職の求人における企業の希望プログラミング言語はJavaが1位です。
Javaさえ学んでおいてくれれば、他の言語は必要に応じて企業側で教育するというスタンスだといえるでしょう。
Javaプログラマーのデメリット
メリットがあれば、当然デメリットも紹介しておかなくてはなりませんね。
習得難易度が高い
何と言っても、これが最大のネックでしょう。
Javaはオブジェクト指向のせいもあって、学習で挫折する人がかなり多いです。
挫折しないための習得のおすすめ方法は、下の方で紹介します。
習得に割く労力の割にJavaプログラマーの年収は高くない
もう一点、難しい言語のため習得には時間がかかるが、その分年収が高いわけではないということです。
難易度がJavaよりも低くて、平均年収が高い言語もあります。
ですが、全体的な求人数や将来的なプログラマーとしての自分の成長を考えるなら、Javaを習得して、それから他の言語も学んでいくという方向性がおすすめできます。
未経験からでもJavaプログラマーに転職は可能なの?
未経験からでも、Javaプログラマーとして転職することは可能です。
しかし事前に自分である程度は勉強して行った方が良いでしょう。
未経験で、転職を考えている人に押さえておいてもらいたいポイントを紹介します。
資格取得
総合的なJava言語に対する理解力を試す資格「Oracle Certified Java Programmer」を取ることがおすすめです。
難易度によって、ブロンズ/シルバー/ゴールドと3段階ありますが、まずはビギナー向けのブロンズを取得しましょう。
他にもIT関係の資格は多数ありますが、Javaプログラマーを目指すのであれば、この資格の勉強をすることを優先しましょう。
プログラミング学習サイトを利用して学習
実際的なプログラミング学習の入門として、プログラミング学習Webサービスを利用しましょう。
短い動画やスライド形式なので、本で学習するよりもわかりやすく、何よりも未経験からでも継続しやすいです。
代表的なものは「ドットインストール」「Progate」が挙げられます。
無料なので、まずは気軽に初めてみましょう。
(※学習を進めるためには、最終的に¥1000/月かかりますが、ある程度は無料で学べるので継続できそうなら有料化して学習するのがおすすめです。)
また、より効率的に学習をしたいのであれば、プログラミングスクールに通ってしまうのもアリでしょう。
最近では転職支援まで行ってくれるスクールも存在します。
必要な知識
Javaプログラマーになるにあたって必要な知識は
■HTML/CSS/Java Servlet/Java Server Pageなどの開発知識
■SQL/JDBCなどのデータベース周りの知識
■Java EEなど必要に応じたフレームワーク
と様々な知識が最終的には要求されます。
何となくで良いので、何が求められているのかを最初から把握しておきましょう。
また、コミュニケーション能力もプログラマーには必要になってきます。
転職時の企業選びも重要
未経験からの転職なら、企業選びも非常に重要なポイントになってきます。
研修をしっかりとやってくれて、未経験からでもエンジニアとして教育してくれそうな企業を選ぶことが大切です。
なんとなくで応募しないように、じっくりと求人内容を見て考えるようにしましょう。
こういった求人は数の限りから、非公開案件として出されていることが多いです。
直接アクセスすることはできないので、転職サイトか転職エージェントを通して探してみるのが良いでしょう。
まずは動いてみよう!
Javaプログラマーが長期的な需要があり、将来的にプログラマーになるとしてJavaを学んでおくと良いことはわかってもらえたかと思います。
また未経験からでも、転職することは可能だということも説明しました。
ですが、気になって調べて、この記事を読んでも、実際に行動を起こす人はかなり少数です。
せっかく興味を持ったのであれば、転職サイトで求人を見てみる、プログラミングの学習を初めてみる等、まずは何か行動を起こしてみてください。
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