前回までのおはなし
優柔不断なペン太郎。
就活に失敗したな…、と感じて社会人4年目。
教授に相談し、転職を真剣に考え始める。
まだまだ悩みがつきないところ。
登場人物
悩める社会人:ペン太郎
都内某私立四大卒の社会人4年目。人間で言うと25歳。
内定を数社もらい無事入社を果たすが、就職に失敗したなと感じている。
優柔不断な性格のため、なかなか転職に踏み出せない。
相談役:ニイ教授
通販が大好きな50歳だが、見た目は40代。
本業はキャリアアドバイザー。
毎日のように悩める動物たちの相談に追われている。
教授、どうしたんですか?!この野菜ジュースの山…
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にしてもこの量はちょっと多すぎなんじゃ…。
第2話:もくじ
・転職すべきタイミングっていつですか?~キャリアアップとキャリアチェンジ~
・前向きな転職だけが成功する
・20代の転職、2回目からハードルが上がるのが現実
・外資系企業では、転職回数による偏見は少ない
・さいごに~ニイ教授からの今日のひとこと~
・ニイ教授からのワンポイントアドバイス
転職すべきタイミングっていつですか?
教授、その後転職サイトをチェックしてました。
候補を絞ったりまではしていないのですが、「良いな」って思える職場もあったりしたんです…。
ところで教授、転職すべき適切なタイミングってあるんですか?
求人として広く門戸が開かれるのは、やはり人事異動の多い3月や9月です。
あくまで求人数の多さの話ですけどね。
ただ、その時は応募する人も多いですから、競争率としてはハードルが上がる可能性もあります。
そもそも今悩み始めたのは、「3年は働け」っていう刷り込みがどこかにあったからなんです。
そういう固定観念があったから、不満や悩みがありながらも3年は今の職場で頑張りました。
これから、どうしたらいいんでしょうか。
キャリアアップとキャリアチェンジ
ペン太郎は、キャリアアップとキャリアチェンジのどちらを求めているんですか?
同じような言葉ですが…どう違うんでしょうか?
まず、今の仕事が自分に向いていると思っているけれど、更に良い待遇や環境を求めたい場合は、キャリアアップが転職の目的ですね。
キャリアアップというのは、給与やポジションなど時にその業界内で上を目指すための転職です。
その場合で転職するときは、主に同業種・同職種で仕事を探すことになります。
その時は、今の職場である程度の実績をあげて、専門性を高める必要がありますよね。
そのために「3年は働け」ということなんですよ。
その点で考えれば、専門性を高めるためには3年でも足りないくらいです。
キャリアアップをしたい人にとっては3年働くというのが、条件的には最低限の年数であるということだけなんですよ。
なるほど、3年働いたほうが良いという定説は、キャリアアップについてのことだったんですね。
ペン太郎の場合、新卒から3年間しっかりと社会人経験を積んでいます。
『転職に有利』とまで断言はできませんが、大学入試のセンター試験のように『足切り』されることはありませんね。
その点で言うと、キャリアアップの適切なタイミングは入社3年後以降ということになります。そうなれば、新卒や第二新卒とは求められる力も異なります。
社会常識や仕組みを理解し、ビジネスマンとして自立していると捉えられます。
即戦力としての要素が強い採用になるから、そのあたりが求められるのも当然ですよね。
一方で、キャリアチェンジは今の職場の環境に不満があったり、異業種・職種にチャレンジしたい場合ですね。
そうですね…、自分の場合はキャリアチェンジが目的になると思います。
「今の仕事は、本当に自分に合っているのか」
「もっと自分に適した仕事があるのではないか」
「まったく異業種の仕事を経験してみたい」
などの理由で転職を考えている人は、こちらのタイプですね。
いずれにしろ、退職願を書く際などは理由を明示する必要はありませんよ。
詳しくはこちらの記事を見て下さい。
初めての転職で必ず通る道、今更聞けない「退職願」の書き方って?
今の仕事が本当に自分に合っているのか?ってよく思います。
キャリアチェンジの場合は、適切なタイミングは“今=転職を考えた時”ですね。
3年なんて悠長なことを言っていると、実績もないまま30代を迎え更に転職が厳しくなってしまいます。
30代では実績やスキルが強く求められますが、今なら20代という若さを入社後の伸びしろとして武器にできますよ。
とは言え、自己分析がより重要な準備になります。
転職先企業で役立つ今の自分のスキルを確認したり、自分の本当にやりたいことと結びつく仕事なのか、ということですね。
キャリアチェンジの場合は、思い切って仕事を辞めて学び直すのもアリです。
詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。
【専門学校・大学・大学院】キャリアチェンジするなら、思い切って学び直しもアリ!
前向きな転職だけが成功する
ところで、キャリアアップの際にも言えることですが、転職する明確な理由があれば働いた年数はそこまで関係ありませんよ。
キャリアアップの場合でも、ですか?
スキルや実績がついていれば、それほど年数にこだわる必要はありません。
それよりは転職に対する明確な理由や、前向き姿勢が大切ですね。
前向きな姿勢ってなんですか?
自分のように“辛いから”会社を辞めたいと言うだけでは甘い、ということですかね…。
今の状況から逃げ出したい、という後ろ向きな理由は面接で伝わってしまうものです。
「より自分を活かせる職場に行きたい」
「違う環境で自分の力を試してみたい」
など、プラスのエネルギーで転職活動に臨めるようになった時が一番転職に適した時です。
今関わっている案件が終わらなければ、または引き継げなければ常識的には辞められませんしね…。
それに、次に行く会社にもタイミングよく入れるとは限りません。
自分のやりたいポストが開かなければ、次の会社に行っても希望の仕事はできません。
せっかく一念発起して転職するのに、希望の仕事につけなければ意味がないですよね。
20代の転職、2回目からハードルが上がるのが現実
そういえば転職って、昔よりも身近になりましたよね。
まわりでも結構転職する、っていう話を聞くようになりました。
だけど実際何回も転職ってイメージ悪いですよね…?
たとえば20代だったら、何回くらいまで転職ってokなんですか?
一般的には、“2回目から難しくなる”と考えるべきですね。
現実として、DODAの調査によると、1回目の転職はそれほどハードルが高くないようです。
ただそれ以上の2回・3回となると転職活動は途端に難しくなります。
特に日本の保守的な企業だと、まだまだ転職=ネガティブなイメージがあるのが現実のようです。
専門的なスキルや資格が重視されるプログラマーなどの技術職は、転職回数で転職の難しさはそれほど変わりません。
WEB業界などで人材流動が活発な職種や、採用ニーズの高い職種もこの限りではありません。
外資系企業では、転職回数による偏見は少ない
外資系企業だと、あまり転職回数にこだわるイメージってないのですが、実際どうなんですか?
確かに、転職はそれほど珍しくないためそれほどネガティブなイメージは持たれていません。
そのかわり実力主義の要素は強めで、より実績やスキルが求められます。
ただ、20代で3回転職しているなど、転職回数が多めだと外資系でも書類審査が通らないということもあるようです。
外資系企業に強いサイトでおすすめなのは、インテリジェンスが運営するDODAです。全国各地にあるオフィスへ足を運ぶと、質の高いキャリアカウンセリングを受けられます。

実際に会って話ができるのは安心ですね。
DODAでは、1人1人に専属のキャリアコンサルタントがつきます。
大手・優良企業の求人や一般に公開されない非公開求人を含む40,000件以上の求人情報から、自分に適した仕事を一緒に探してくれます。
第3者に相談する1番のメリットは、自分だけで探していては気づかない、自分に合った求人を見つけてもらえることです。
プロならではの転職ノウハウで、自分のキャリアを活かせる思いがけない求人を紹介してくれるかもしれません。
まずはオフィスに行って、実際にキャリアコンサルタントに会ってきたらどうですか?
関東だと丸の内か横浜にオフィスがあります。
平日は9:00~20:00開始まで、土曜日は10:00~18:00開始までと仕事を続けていても、無理なく利用できますね。
そうですね!土曜日もやっているなら休みだし、気軽に行けそうです。
なかなか来社の時間が取れない場合も、まずは電話やメールで対応してもらえるので相談してみてはどうでしょうか。
会社の紹介だけではなく、履歴書や職務経歴書の書き方もアドバイスしてくれます。
人事担当者の心をつかむような自己PRや、志望動機作成も手伝ってもらえます。
また、面接前には応募企業がどこをチェックするのかもアドバイスをしてくれて、模擬面接も行われます。
面接終了後も企業からの評価やその理由を教えてくれるので、その時もし成功できなくても次に活かせますね。
本当に手厚いサポートが受けられるんですね!
年後に転職先についてのヒアリングも行っています。
転職時だけではなく、その後も親身になってくれるのが魅力的ですね。
さいごに~ニイ教授からの今日のひとこと~
・キャリアアップをするなら、転職時期の目安は入社3年後
・キャリアチェンジをするなら、転職時期の目安は決めたその時
・新卒入社3年後に転職するなら、社会人スキルだけでなく人柄も重視される
・外資系企業だと、転職回数による偏見は少ない
・外資系企業でおすすめの転職サービスはDODA
今回も勉強になりました!ありがとうございました。
ニイ教授からのワンポイントアドバイス
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