(ここは都内某所のとある企業。定時後のできごとをお送りします。)
あー、やっぱり仕事つまらない、辛いけど辞める勇気もない!
この会社に入る時は、嬉しかったのに。
こんなに思ってたよりツライなんて思わなかったし…
そうだ、いつでも相談に来いって言ってたし、教授のとこ行ってみようかな…
(いつものごとく優柔不断ぶりを発揮しているペン太郎。教授のところに相談しに行くことにしたようです。ただの愚痴にならなければ良いのですが…。そこは教授が良いアドバイスをくれると期待しておきましょう。)
登場人物
悩める社会人:ペン太郎
都内某私立四大卒の社会人4年目。人間で言うと25歳。
内定を数社もらい無事入社を果たすが、就職に失敗したなと感じている。
優柔不断な性格のため、なかなか転職に踏み出せない。
相談役:ニイ教授
通販が大好きな50歳だが、見た目は40代。
本業はキャリアアドバイザー。
毎日のように悩める動物たちの相談に追われている。
第1話:もくじ
・「就職に失敗した」と思ったらすぐに辞めるのが正解?
・転職を考え始めたら、まずはどの転職サービスを使うべき?
・初めての転職は、同業種・職種に絞るべき?
・さいごに~ニイ教授からの今日のひとこと~
・ニイ教授からのワンポイントアドバイス
「就職に失敗した」と思ったらすぐに辞めるのが正解?
教授ー!いつでも相談に来いって言ってたから来ましたー!
ペン太郎!元気でしたか?
いやー、ポンパレモールでの買い物にハマっていましてね。
今日は伊藤久右衛門のさくら抹茶だいふく…!
春と言えば抹茶、抹茶と言えば春ですよ。
あのー、ところで…ボクの就活って失敗だったんですかね?
なんか、最近仕事が辛くて…。
でもどうしたらいいかわからないんです。
なぜ失敗だと思うんですか?
どうして仕事を辛いと感じるのか、その理由が気になりますね。
それはいつ思い始めたことなんですか?
入ってすぐにツライって思いましたけど、仕事だからある程度はしょうがないよな、って言い聞かせて。でも3年目でまだ違和感を感じたままなんて、辛くって。
どうしたらいいんでしょうか…、いきなり辞める勇気もないんです。
そういう風に思ってるのはペン太郎だけではないはずです。
思ったより入社してみたら仕事が辛かったり、違和感を感じている人はいると思いますよ。
えっボクだけじゃないんですか?
もちろん。現に、この話をしに来たのはきみで100人目ですよ。
100人目……
まず、入社が出来た時点で成功ですし、ある意味で勝ち組ですよ。
厚生労働省によると、大学生の新卒就職率が94.4%にまで上昇しましたが、計算上約3万人は正規雇用の職につけていません。
様々なことを悩みながらも、入社までこぎつけた時点でかなり人並み以上に頑張っているんですよ。
確かに、何十社も面接受けましたし内定もらえたときは嬉しかったんですよ…。
初心は完全に忘れていたかもしれません…。
最近は仕事が辛すぎて、辞めるしかないと思っていたんです。
悩んでる時間ももったいないし、すぐに辞めた方がいいのかなとも思いつつ…。
そんな勇気もなくて今日まで来てしまいました。
せっかく入った会社ですから、辞めるのではなく考え方を変えてもう1度向き合ってみるのも1つの選択肢です。
よっぽど強い理由がない限りは、その会社で頑張るということもできます。
たとえば自分のビジョンと会社の方針が違って悩んでいる人は、ビジネスだと割り切ってしまうとか。
ただ、福利厚生の面から言えばブラックな企業もありますから、そこは転職も含めてよく検討する必要があります。
どこまで自分のやりたいことと仕事のすりあわせをするかですね。
少なくとも、辛い=すぐ辞める、などとすぐ逃げることを考えるのはよくないですよ。
一旦そこに留まって改善できるかどうかを考えてみる時間はあるはずです。
ワンクッション置く、と言う意味でもね。
いずれにせよ、違和感を感じたままでもよく4年目まで来ましたね。
そこは意外と根性あるじゃないですか。
それって褒められているんですかね?…ありがとうございます。
就職に失敗したなって思うのは、仕事だからとある程度辛いことは耐えてみても、辛いと感じる期間が長すぎるからですね。
人間関係はほどほどに上手くやれているんですけどね…。
ペン太郎の場合は、その3年続けたということは世間的には評価されますよ。
真剣に転職を考えてみてもいいかもしれませんね。
転職を考え始めたら、まずはどの転職サービスを使うべき?
転職…でも、まず何から始めたら良いですか?
今は様々な転職サービスがありますから、まずは1つ登録してみましょう。
リクナビNEXTや「マイナビエージェント」、ジョブリンクワークなど挙げればきりがないくらいです。
転職するかどうかをまだ本格的に決めきれていない人には、まず転職サイトで実際の求人を見てみることをおすすめしています。
最初は休みの時にでも気分転換くらいに思って、転職サイトを見てみるのがいいですよ。
異業種にも興味があるのなら、募集内容を見るだけでも興味がわくと思います。
逆に同業種や同職種の募集要項を見て、現在の自分の状況と比べてみるのも新しい発見があるかもしれません。
たくさんありすぎて、選べなくて…。
それを言い訳にしているんですけど先に進めないんですよね。
では、1番おすすめのサイトを紹介するので、まずはそれだけ登録してみましょうか!
業界最大手リクルートグループが運営するリクナビNEXTでは、無料で転職サービスを受けられます。

実際に本格的に探すとなると、結構面倒くさかったりするんですよね…。
ぼくは新卒で応募する企業を探していた時は、そうでした。
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自分の希望条件を登録すると、毎週水曜日に登録した条件の新着求人がメールで届きます。
web上でレジュメを登録すれば自動的にスカウトサービスを受けることができます。
これは匿名で構わないところがポイントなので、自分の市場価値もおのずとわかります。
時には非公開求人のオファーも受けることができるんですよ。
へぇ~!そんな機能があるんですね。
ぼくが新卒時に使っていたサイトでは、なかったサービスです。
ターゲットを絞ったスカウトメールのサービス、便利でいいですね!
初めは軽い気持ちでメールを待ってみましょう。
意外な企業から連絡があるかもしれませんよ。
そうですね。
スカウトメールを待ってみるだけでも登録の価値ありそうです。
時間があれば、異業種(同業種でも構いませんが)の募集内容や募集要項を見てみると、面白いと思いますよ。
新たな発見もあるかもしれませんから、それを見つけるくらいの気分で検索してみたらどうですか。
自分で探すのが少し面倒、誰かに相談したいという人はリクルートエージェントもおすすめです。
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リクナビNEXTでレジュメさえ登録すれば、同時に登録可能ですぐに利用できますよ。
ちなみに正社員以外の道を次の職場に求めるのならば、派遣という働き方もあります。
詳しくはこちらの記事を見てみて下さいね。
派遣を「選んで」働くなら!派遣の仕事探しにおすすめサイト3選
初めての転職は、同業種・職種に絞るべき?
転職を考えたら少し道が開けそうな気がしたんですけど、まずは同業種で探すべきなんですかね?
絞る必要はないです。
20代のうちは、異業種・異職種でも挑戦しやすいですよ。
30代になってくると、どうしてもスキルや経験が求められます。ただ20代中盤までは特に、30代よりも仕事への取り組み方や意欲などソフト面が重視される傾向にあるので挑戦しやすいんです。
若さでチョチョイといけるんですね!
た・だ・し!もちろんその分熟考しておくべき点もありますからね。
特に20代は、退職理由について突っ込んで質問されることが多いんです。
転職を決意した理由とか転職先でのビジョンはより明確にしておかないと、その点はは30代より厳しく見られます。
それに無事入社できたとしても、その後に“未経験であるハンデ”を埋めるための努力も求められます。
挑戦しやすいと言っても、簡単ではないんですね…
覚悟して転職するわけですが、業種や業界によっては転職後に1から勉強し直すことになりますからね。
それは心得ておかなければまた『失敗した』と思ってしまうかもしれませんよ。
それに、いざ実際に転職するとなれば、準備も重要になってきます。
準備するものは色々と出てきますが、お金が一番ネックなところ、かつ注意すべきな点ですね。
退職金や失業給付って必ずもらえるの?転職に関するお金how to
よく、わかりました…!
さいごに~ニイ教授からの今日のひとこと~
・「就活に失敗したな」と思っても、まずは辞めずにすむ方法も考えよう
・転職を考え始めたら、まずは転職サイトで実際の求人を見てみよう
・まず登録するのにおすすめなのは、リクナビNEXT
・異業種&異職種でも挑戦しやすいのは、30代より断然20代のうち
いや~勉強になりました。さすが教授です!ありがとうございました。
ニイ教授からのワンポイントアドバイス
少し転職を考え始めて、何から手をつければ良いかわからないあなた。
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言い出しづらい条件の交渉、入社日の調整もキャリアアドバイザーが代行してくれるのもポイントです。
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