2016/07/22

転職

第二新卒での転職の実態とメリットとは?第二新卒ってあり?

第二新卒

入社して3年以内は第二新卒という区分でよばれることもあり、転職市場でも経験よりポテンシャルで評価をしてもらえることがあります。
第二新卒としての転職活動の際の実態とメリットについてご紹介していきましょう。



第二新卒採用の実態とは

独立行政法人労働政策研究・研修機構が行った「第二新卒の採用実態調査」によると調査の回答のあった2,497社の85.9%が過去3年以内に第二新卒の採用を行ったとしています。
その際の採用枠は「中途採用者と同じ枠で採用」が51.9%、新卒者と同じ枠で採用が40.1%となっています。

37.6%の企業が「職業観、就労意欲」について、31.1%の企業が「基本的な生活態度、言葉づかい、マナー」について第二新卒者の方が新卒者よりもすぐれているとしています。
会社によって採用枠は中途扱いなのか新卒扱いなのかは違いがある一方で、第二新卒としての社会人経験を評価しているということが窺い知れますね。

個人向けの調査(第二新卒者1,060人)では就職活動において33.2%が他社での勤務経験が評価されたとしています。
しかし一方では25.8%が新卒者との違いは特に違いはなかったとしています。
第二新卒としての就職活動では職務経験を評価するところもあれば、ポテンシャルのみでも評価してくれるところがあるということですね。




新卒同様のポテンシャルで勝負できることがメリット

第二新卒として転職活動をする際の最大のメリットは年齢が若いので将来性やポテンシャルを評価してもらえることです。
未経験の職種でもその仕事に就きたいという明確な意志を伝えることができれば熱意を買ってもらえることも多いはずです。

就職浪人を避けるために希望ではない仕事に就いたけれど、やはりあきらめられない希望の仕事があるのならば転職は早ければ早い方が良いでしょう。
その際には「第二新卒歓迎」という表記がある求人ほど経験を問わずにポテンシャルや熱意を評価してくれるはずです。




アピールできる経験やスキルがあると尚良い

そうであっても数年でも社会人経験がある場合はその職務経験を評価してくれる会社が多いのも事実です。
数年の経験で得たスキルや資格、経験などはぜひ面接でのアピール材料に使いましょう。

具体的な数値が入った経験ほどわかりやすいアピールになりますし、同じ職種の場合は即戦力とみなされる場合もありますね。
同業他社への転職の場合は自信を持って自分の職務経験をアピールしても良いのではないでしょうか。




逃げるための転職ではないことをきちんと伝えよう

第二新卒での転職の際に気を付けたいのは入社後3年以内で転職を考えているということになるので、転職先でも長く続けてくれるのかという不安を抱かせてしまうことです。
退職理由を問われても「仕事が大変だから」「残業が多いから」「やりたい仕事ではないないから」と後ろ向きの表現は使わずに、「〇〇をやりたいから」と肯定的な理由を上げるようにしましょう。

新卒入社3年以内の期間の第二新卒と呼ばれる転職活動は限られた特別な期間なので、自分の若さ、フレッシュさ、熱意を積極的に活かすようにしましょう。



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