そろそろ会社に新入社員が入社する時期を迎えますね。初めての後輩や部下を迎える人もいるのではないでしょうか。
新入社員に好印象を与えるための方法について紹介していきましょう。
会社への不満を聞いてあげる
入社したばかりの新入社員とはまだまだ学生気分が抜けていない人も多く、会社の雰囲気にかなり戸惑っているものではないでしょうか。
自分では数年の社会人経験で受け入れたことも、新入社員にとっては受け入れがたい会社の慣習や仕事のやり方もたくさんあることでしょう。
初めの頃は指導やアドバイスは抜きで新入社員の不満をすべて聞いてみましょう。
聞いているうちに、それは会社のやり方として間違っていない、むしろ新入社員の働くことへの認識の甘さが抜けないうちは難しい、などと感じることも多いはずです。
しかし、ここで説教をしては怖い上司と一緒だと思われて距離を取られてしまい、もう二度と心を開いてもらえないかもしれません。
まずは気軽に本音を語れる先輩になることを目指してみましょう。そのためにもどんなくだらない愚痴でも初めは聞いてあげてみて下さい。
困っている時に助けてあげる
自分が新入社員だったときもそうかもしれませんが、仕事というのは手取り足取り教えてもらえるものではなく、わからないことばかりで困ってしまう場面もたくさんあるものではないでしょうか。
そんな時に「自分から聞いてこない方が悪い」「やり方がわからなくとも自分で考えるべきだと教わった」と思わずに何に困っているのか声をかけてあげて下さい。
そのときに何でも教えていては自分から仕事ができない社員になってしまうので、以下のようなポイントで教えてがあげるようにしましょう。
- わからないときの聞くべき人、調べて良い場所
- 困った時は過去の例を参考にするやり方
- 上司にわからないことを問う際には自分なりの意見を持つ
- やることがない時も自分でできることを考えた上で質問する
ただなんでも教えてあげてはただの便利屋さんになってしまうので、後輩が自分で考えて聞いたり調べたりしながら仕事を進められるように仕向けてあげましょう。
上司との関わり方を教える
会社に入社して一番戸惑ってしまうのは上司との関わり方ではないでしょうか。
数年いると癖のある上司や怖い上司との付き合い方のコツもわかってくるはずです。
新入社員に上司との接し方を以下のようなポイントで教えてあげましょう。
- 特に接するのに注意を要する上司との接する際の注意点
- 上司同士の関係性や所属部署の立ち位置
- 上司の報告はどこまですべきか
- 相談する際にどの程度自分の意見をまとめた置いた方が良いか
- 上司に声をかけるタイミングやメモの取り方
あなたの助言を受けて上司の叱責を逃れることができれば、新入社員はあなたを頼れる先輩として好印象をもってくれるのではないでしょうか。
今は後輩でも将来は重要な同僚になる可能性も
入社3年目と入社したばかりでは仕事の仕方も社内についての知識も大きく変わってきますが後5年もすれば、後輩に追い越されてしまうこともあります。
また、どちらかの異動があり他部署の人間になってしまうこともあるかもしれませんね。
しかし、会社で仕事をしていく以上人脈はとても大切なものであり、例え後輩であっても好印象を与えておくようにすればいずれ役に立つ強力な人脈になるかもしれません。
後輩だからと侮らずに誠意をもって新入社員を迎えるようにしてみましょう。
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