2014/09/18

健康

【食品添加物のリアル】危険性、安全性を理解して食べ物を選ぼう

「食品添加物は危険である。」
そんな考えをお持ちの方はいませんか?

確かに、インターネットやテレビなどのマスメディアでは、「食品添加物の取り過ぎは体に悪い」、「健康に気を付けるなら食品添加物が極力少ない食品を食べよう」などと言った情報が蔓延しています。
しかし、実際のところ本当なのでしょうか?
その情報を鵜呑みにしてしまってよいのでしょうか?

今回は、そんな不安を解消するための一途となれば幸いです。




食品添加物は危険か?

厚生労働省によると、食品添加物とは、保存料、甘味料着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されます。
食品添加物に関しては、厚生労働省で厳格に規定されていて、食品を口にする人の健康を害さない様々な施しがなされています。

日本で使用できる食品添加物としては、原則として厚生労働大臣が指定したものだけです。
未指定の添加物を製造、輸入、使用、販売等はできないのです。

また、食品添加物に関しては、純度や成分についての規格や、使用できる量などの基準が定められています。
さらに、原則として、食品に使用した添加物は、“全て”表示しなければなりません。
そのため、日本で製造・販売されている食品なら「よくわからない添加物を食べている」ということにはならないのです。




食品添加物は安全か?

ここまで見てきて、「じゃあ食品添加物って安全なんだ!」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、それは本当にそうなのでしょうか?
先ほど、「使用できる食品添加物は、原則として厚生労働大臣が指定したものだけ」と述べましたが、あくまでも“原則として”です。
また、食品への表示も“原則として”なのです。

どういうことかと言いますと、 “原則”を外れる添加物は、使用することができ、食品への表示もしなくて良いということになっています。


海外と日本でもルールが異なる

海外で生産された食品の添加物はどのようになっているのでしょうか?
食品添加物の国際的な基準は、国連食糧農業機関と世界保健機関の合同食品規格委員会が定めています。
とは言え、日本と諸外国ではこれまでの食文化が異なるため、添加物の定義や使用量、品質などの基準が異なってきます。
つまり、日本で使用が禁止されている添加物でも、海外で生産されていれば、含まれている可能性があるということです。

さらに、食品添加物一つ一つにも問題視する声があがっています。
添加物によっては、発がん性、集中力の低下を訴えている人もいるようです。




食品添加物は適量であれば問題は少ない

結局のところ、食品添加物は安全なのでしょうか?危険なのでしょうか?
結論を申し上げますと、「食品添加物は適量であれば問題は少ない」と言えるかと思います。
厚生労働省が食品添加物一つ一つの安全性を確かめ証明したものなので、基本的に問題はないと捉えるのが一般的でしょう。

だからといって、食品添加物の取り過ぎは体には良くありません。
それは、水などの安全なものの取り過ぎが体に良くないのと同様のことです。

そのため、食品添加物は、適量であればなんの問題もない、と言えなくはないですが、取らないに越したことはないでしょう。
自分がどうしたいか考えて、最善の行動をとるようにしてみてください。



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