会社に入ったものの、仕事が想像とは違って辛くて嫌、、、という社会人は少なくないです。
2013年のデータですが、30%が3年以内に辞めています。
せっかく苦労して就活して、就職に成功しても、3年後に辞める人は、大卒で31%、短大卒39.9%、高卒で39.2% 、中卒で62.1%。
大卒では3人に1人が離職するそうです。
また大卒に関しては、前年に比べ2.2 %も悪化しています。
なぜ新卒の離職率悪化がとまらないのか?(学生の問題編)
せっかく就職活動を頑張って入社したのに辞めるなんて、と思う人もいるでしょうが、実際に辞めている人の数はとても多いです。
世間体を気にして仕事を続けるべきか悩んでいる人は「辞めることは普通なんだ」と思いましょう。
周りの目を気にする必要は全くありません。
とはいえ、嫌な仕事だからと言って、すぐに辞めることが正解というわけではありません。
一時的に苦しいだけで我慢したほうがいい場合もありますし、辞めたからと言って良い環境が他にあるかどうかは分かりません。
そこで、仕事を辞めようか悩んだときにすべきことをお伝えしたいと思います。
仕事を続けようか辞めようか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
悩みの原因を紙に書き出す
まずは自分が何に悩んで、仕事を辞めようと思っているか把握しましょう。
- 給与が安い/仕事量と見合っていない
- 自分がやりたい仕事ではない
- 人間関係や仕事環境が合わない
- 仕事とは別に他にやりたいことがある
人それぞれ悩みは様々ですので、悩みの原因をしっかりと考えて、紙に書き出すといいでしょう。
なんとなく嫌、今よりもいい仕事があるのではないか、といった漠然な考えで、仕事を辞めようと思い始めることも少なくありません。
もちろんそれが悪いわけではありませんが、漠然とした悩みではなく、しっかりと悩みを形にしてみましょう。
上司や周りの同僚に相談する
仕事を続けるか辞めようか、悩みの原因が分かったら、周りに相談してみましょう。
同じ会社だと相談しにくいと思いますので、はじめは社外の人や家族でもいいと思います。
ですが、必ず会社のなかでも相談しましょう。
悩みの原因が会社にあるとしたら、その悩みが解決されることで、会社を辞める必要はなくなります。
今の仕事が嫌といえば、部署を変えてくれたり、人間関係が原因であれば、その問題を解消してくれるかもしれません。
仕事を辞める方向で考えるのではなく、悩みを解決する方向で考えることも必要です。
他の会社の実態を知る
自分の会社だけではなく、他の会社のことを知りましょう。
社会人3年目だと転職経験がないことが普通で、比較する会社がありません。
今の会社や仕事が嫌、と思っているかもしれませんが、実際にはとても恵まれている環境で、転職してもっと悪くなるケースもあります。
そのためにも、他社がどういった実態なのか調べましょう。
一番手っ取り早い方法としては、転職サイトを活用することや転職エージェントに相談することです。
転職サイトを活用して、「自分が興味ある業界の年収、仕事内容、福利厚生」を調べてみましょう。
もしかしたら自分が働いている会社の転職情報もあるかもしれませんので、チェックしてみるといいかもしれませんね。
転職サイトは企業数が一番多く、認知度が高い「リクナビNEXT」をまずは使ってみるといいと思います。
転職相談をするなら転職エージェントがおすすめ
また、仕事を続けるべきか、他の会社と比較して実際にどうなのか、より詳しく知りたいときには、転職エージェントに相談するのがおすすめです。
転職エージェントの場合は、直接会って相談して話をすることができるため、転職すべきかどうかの判断がより正確にできますし、転職したほうがいいということになれば、転職先の紹介も行ってくれるためスムーズです。
転職エージェントにも様々なタイプがありますが、転職相談が手厚く、一般職を中心に幅広い職種や業界に特化している「マイナビエージェント」が一番おすすめです。
3年にはこだわらなくていい
最後に、「嫌な仕事でも3年間続けろ」という言葉はよく聞きますが、この言葉は気にしなくていいです。
もし3年間働かずに転職したほうがいいと感じるのであれば、会社を辞めてすぐに転職すればいいでしょう。
同じ会社で3年間働くことの必要性はありません。
確かに専門性は高まりますし、会社の風土を理解する上で最低限の時間は必要です。
ですが、今は時代のスピードも変わり、「3年働いてみないと分からない」ことが起きる会社は逆に危険でしょう。
仕事が全てではありません。
あまり気負いすぎずに自分に一番合った環境を選ぶようにしましょう。
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