20代だと定年退職のことを考えることは少ないと思いますが、今の生活を続けたと仮定してください。
定年退職したときに1億円の資産がありますか?
定年退職して仕事をせずに年金と貯金を中心に生活するとしたら、どの程度の資産が必要でしょうか。
(受給できる年金は資産に含まれると思ってください)
「1億円」ありそうですか?
是非考えてみて下さい。
20万円×30年間=9000万円
1ヶ月20万円で生活をするとして、1年間で240万円。
旅行や大きな買い物をするとして、300万円とします。
60歳で定年退職して、90歳まで生きるとしたら、30年間で9000万円。
死ぬ間際の医療費や死後の葬儀費の心配をするとしたら、1000万円を上乗せしてもいいでしょう。
まとめると、月20万円の生活で、30年間暮らすとしたら1億円の資産が必要です。
ざっくりとした計算ですが、夫婦だとした場合に月20万円の生活費では苦しい場合もありますし、家のローンや子どもの養育費がかかるとなると、もっと高くなります。
90歳まで生きることはない、と思うかもしれませんが、医療が進歩してその歳まで生きることも全くおかしくありません。
いつまで働き、どの程度の貯金が必要か計算する
上の計算はざっくりとした計算になるので、自分に置き換えて計算してみましょう。
考える項目としては、以下になります。
・何歳まで働きたいか
・退職後の生活基準(生活費)はどの程度がいいか
・生活費以外にかかる費用はありそうか
・年金以外に貯金はどの程度必要か
死ぬまで働くつもりであれば、貯金の心配はあまりせずともいいでしょう。
月の生活費20万円では嫌、ということであれば、もっと稼いでおく必要があります。
年金は通常の会社員と仮定すれば、厚生年金ということで月15万円程度もらえるとして30年間では5000万円になります。
(基礎年金であれば月5万円程度になります)
退職予定の年齢から今の年齢を差し引いてみてください。
残りの労働年数になるかと思いますが、必要な貯金額を残りの労働年数で割ってみてください。
1年間で貯金すべき金額が分かるかと思います。
自分が今後、どの程度の貯金をすべきか分かりましたか?
20代での人生設計が本当に大事
正直、一般的な会社員で年収を今すぐに2倍にすることは難しいでしょう。
特に、40代、50代と歳が高くなればなるほど、2倍などの桁違いにはなりにくいです。
給与は上がりやすくなっていると思いますので、徐々に上がることは大いにありますが。
つまり、スタートとなる20代から徐々に年収を上げていく必要があります。
そのためにできることの一つが「転職」でしょう。
転職といっても、ただ仕事を変えるのではなく、キャリアアップのための転職です。
転職して年収が下がってしまっては意味がありません。
20代での転職は早いと思われがちですが、キャリアアップを考えると遅くはありません。
早い段階で自分のキャリアを上げていったほうが最終的なキャリアは高くなります。
また、退職金をしっかりとほしいとしたら、高齢になってからの転職をしてしまうと、高額の退職金をもらうことは厳しくなります。
そのため、転職は早いうちから始め、良い企業に巡り合えた時点で、積極的な転職活動は控えるのがいいでしょう。
年収アップのための転職に必要なこととは?
転職をするとしたら「知人の紹介」か「転職サイトの活用」が主な手段になると思います。
経営者の知り合いが多いのであれば、知人の紹介で転職する手段はありかと思います。
もし転職サイトを活用するとしたら、より良い求人を見つけることが重要です。
一番分かりやすく、おすすめの手段としては、非公開求人をしっかりと把握することです。
転職支援サービスを活用し、キャリアコンサルタントから最適な求人をもらうのがいいでしょう。
そこで、おすすめの転職サイトが「DODA」です。
非公開求人が全体の8〜9割で、優良企業が多いため、キャリアアップのためには最適です。
無料カウンセリングなどの対応もあり、今後のキャリアを考える支援も充実しています。
その他の転職サイトも知りたい方はぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
定年の時に1億円の資産はありそうですか?
20代で転職なんてまだ早い、と思っているかもしれませんが、今後の人生設計を考えると、決して早くはないと言えるでしょう。
定年退職した後のことなんて考えていない20代がほとんどだと思います。
貯金は結婚して子供が成長して、生活が落ち着いたらと思っていては遅いです。
20代のうちから今後の人生設計をしっかりと考えてみてはどうでしょうか?
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